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徒然なるままに無節操にはにわが書いてます。ジャンルは予想がつきません。
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早速、所用のついでにブックオフへ行って来たわけですが。
アーシュラ・U ・K・ル・グインではなく、買ってきてしまいました。

斉藤敦夫作 「冒険者たち」

アニメでは、「ガンバの冒険」という名前で、広く知られています。
ドブネズミのガンバが、仲間たちと共に、白イタチのノロイに立ち向かっていく話は有名ですよね。
アニメ版のノロイの怖かったこと……゜(゚⊃Д`゚)゜

これは、その原作に当たる作品ですが。正直アニメよりもすごい……!

どうすごいって、とにかくシビアです。
アニメ版は、子供が視聴することを意識してか、かなり明るいキャラクターとイメージで描かれています。
が。小説の方は、児童文学のくせして容赦ないです。
とにかくシビア。ヒエラルキーの底辺である鼠という存在が生き抜くことの厳しさ、圧倒的上位に立つ、イタチに立ち向かう難しさ。
倒すぜオー!で終われば、物語は成り立たないんですが、それにしても厳しい。

初読は中学生か高校生の頃だったと思いますが、鳥肌が立つ思いで読み進んだことは忘れられません。
特に、オイボレのシーン……!゜(゚⊃Д`゚)゜
もう、映像で浮かんじゃうぐらいすごかったよ……!

そんなわけで、大人になってから読んでもお勧めの一冊なのです。
………テンションの低いときにはお勧めしませんが。
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卒業ソング全盛の時期になってまいりました。
卒業と桜は春には欠かせないですよね。
 
桜というと、梶井基次郎氏の「桜の木の下には」が好きです。
 
「桜の木の下には、屍体(したい)が埋まっている!」
 
という、衝撃的な一文から始まるこの物語は、実はとても短い作品です。
ちょっと自己陶酔・倒錯的ではありますが。(笑)
この短い文の中で、これだけ幻想的(かつグロテスク)な文章を描き出せるのは流石だと思います。
 
今年は桜の花が早いです。
今日、仕事帰りに近所で咲いているのを見かけました。
ソメイヨシノの開花にはもう少しかかるようですが、今年は春も早いな、と。
買い足した鼻セレブとともに思うのでした。
 
ちなみに鼻セレブ、家の一番近所の店で売ってたよ!゜(゚⊃Д`゚)゜
ディスカウントショップだから絶対無いと思ってたのに!
ウサギの箱ティッシュと、ポケットティッシュ16個パックを少しばかり買い溜めてきました。
鼻がかみすぎで痛いので有難し。
 
*「桜の木の下には」参考 青空文庫
ブログを作成して、早々とお友達がリンクしてくれました。
こういうのって、励みになりますね。感謝。
 
そのうちのお一方、じゅぜっぺ☆めっつぁ氏はいたりゃーサッカーメインのページを作ってます。
読みやすくて解りやすいので、サッカー音痴の私でも大丈夫!(>▽<)b
ちなみに、お名前の由来は「ファンタジスタと称えられた伝説のイタリア人プレーヤー(故人)」だそうです。
ホームスタジオに、彼の名を愛称に持つほどの方なのだとか。
 
ですが、サッカー音痴の私は、ジュゼッペと聞いて真っ先に「トリツカレ男」を思い出しました。
いしいしんじ氏作の、小学校高学年以上向けの小説です。
 
なんにでも、一度とりつかれれば周囲は見えなくなるわ、とことん極めるわ、傍迷惑な男、ジュゼッペ。
その道のプロが羨むほどに極めるくせに、ある日突然、他のものにとりつかれ、それまでのとりつかれはあっさり放り出してしまう男、ジュゼッペ。
それでも、「あいつはトリツカレ男なんだからしょうがない。」と、周囲から微笑ましく(?)見守られている男、ジュゼッペ。
そんなジュセッペが、一人の娘に恋をしました。
恋にとりつかれた男の、一筋縄ではいかない恋。
相棒のねずみの言うことだって、聞きはしません。
読んだのは近年なのですが、とても楽しくて切なくて、印象深いお話でした。
一風変わったイラストも、いい味を出してます。
 
こんな風にトリツカレてみたいなあと思ったりもするのです。
ここまでトリツカレると、きっとしんどいですけどね(笑)
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